今回は、アロマファームに建設した堆肥小屋について、ご報告いたします。
レインツリーのクラフトの原料で使っているドライフラワーや無農薬の野菜等を生産している畑のことを、私たちはアロマファームと呼んでいますが、実は、この畑にはもう一つ、大きな使命があります。
それは、ガーデニング作業で出た庭木の剪定枝を、丸一年間かけて分解・発酵、有機物化することにより堆肥に変化させ、そうして出来上がった堆肥を、お客様のお庭の花木に与えるというサービスを行っています。これも、地球温暖化の原因となる焼却処分される剪定枝を活用し、ECOを考えたレインツリーの“グリーンリサイクル”の取組のひとつです。
これまでの堆肥は、この写真(2019年10月撮影)にもあるように、野ざらしでの分解・発酵でしたので、乾燥しやすく、畑の美観も損ない、管理しづらいものでした。
そのため、堆肥化した時期で区分し、保湿機能を持たせるとともに、堆肥中に隙間を設け、酸素を送り込む切り返し作業をしやすく計画されたのが、今回の単管パイプで建設した堆肥小屋です。
1月27日(月)丹沢からの吹きさらしの冷たい風が吹く悪天候の中、レインツリー上溝&淵野辺事業所の精鋭5名で、アロマファーム堆肥小屋建設作業を行いました。
事前に5m・4m・3mの単管を各12本、クランプ120個を準備し、まず、計画地点に12ヶ所の穴を掘り始めました。約40cmほどで固い岩盤にあたりましたが、なんとか約60cmの深さまで掘り進み、その穴に柱となる4mパイプを約80㎝の位置まで打ち込みました。この作業が、一番きつかったように思います。
柱を決めてから、梁の役割となるパイプを取付け、構造補強のために斜めに補強パイプを設置しました。
所要時間は、約5時間。作業中には、幸い雨や雪も降らずに済み、二人のガーデナーも参加し頑張ってくれたおかげで、順調に作業は進みました。
最後は小屋の壁となるコンパネを周囲に結束バンドで取付けて、作業は午後4時半に終了しました。
約80㎥の大きさの単管パイプ製堆肥小屋ですが、皆未経験であった作業にもかかわらず、力を結集してみごと完成することができました。
この設置作業をしながら、レインツリーには多種多様の才能を持った職員の方々がいること、また、そんなみんなが一致協力して新しい事に挑戦することのすばらしさを実感できました。